古川潤哉先生を講師としてお迎えして「生と性と死」というテーマで子育てセミナーを行いました。
古川先生は、浄土真宗本願寺派の僧侶でいらっしゃると同時に、
特に中高生の子ども達へ熱心に性教育をされている方です。
お坊さんが性教育をされること、幼児の親・幼児教育者にはまだ先のことと思える性教育の話、
何より日本では暗黙の了解で大々的に行うことをタブー視されている性教育の話ということで
初めは職員を含め、セミナーに参加されている方が全員若干戸惑っているようでした。
しかし、先生がお話を始められると、とてもテンポが良くユーモアもある話し方で、
皆さん徐々に引き込まれていき、沢山の笑いが起こりました。
性の話ももちろんですが、それとは切り離せない生死について、いのちについてを
性の観点から、宗教の観点から、化学の観点からと多種多様な観点からお話してくださいました。
現代では体外受精によって誕生した子ども達が多いことを教えることも性教育に含まれることや、
自死の道を選ばれた方はいのちを粗末にしたわけではない、いのちを大事にすることが
自殺しないことではない等、新たな発見と納得が沢山起きたとても深いお話でした。
講師を務めてくださった古川先生、先生のお話を拝聴しに来てくださった保護者の方々、
お忙しい中お時間をいただきまして、ありがとうございました。